目に見えない『香り』を展示するパリ『香水美術館』

フランス人は香水を「生きた芸術」と呼ぶそうです。

時間の経過や体臭・体温との混ざり合いによる変化を楽しみ、

香りが持つ心理的効果を有効活用しています。

洋服やアクセサリーのように

個性を表現するアイテムとして香りをまといます。

そんなフランスのパリに香水の美術館2016年12月にオープン

香水の歴史や文化、調香師の職人技など、

香りに纏わる全てを展示した『香水美術館』。

(Le Grand Musee du Parfum ル・グラン・ミュゼ・デュ・パルファン)

展示フロア「香水の歴史」では、

古代エジプトで生まれた香水の誕生から

発展の歴史を垣間みることができます。

古代エジプトで儀礼のために使われた

世界最古の香水「キフィ(Kiphi)」の香りも嗅ぐことができるそうです。


展示フロア「嗅覚のひみつ」では、

嗅覚と脳のメカニズムを解明し、

私たちが“香り”を知覚する方法を解説しています。

自然のバラは400種類以上の芳香物質から構成されているにも関わらず、

たった3つの香料を混ぜるだけで

人間はバラを認識するといった、嗅覚の謎にも迫っています。

別の部屋では、バジル、カシス、バニラなど馴染みのある香りを嗅いで、

浮かび上がる思い出や感情を楽しませる内容となっています。

香りによる記憶へのアプローチも画期的な装置で体験できます。


展示フロア「調香師の技」では、

5人の調香師が表現した5種類のローズは、

甘美・スパイシー・軽快など経験や解釈によって全く異なる香りが生まれ、

フランスでは、香水がアート作品に分類される所以が分かります。


世界に唯一の香水美術館で、

見て触れて香って“生きた芸術”を体感してみてはいかがでしょうか。

日本にはない美術館が堪能できそうですね♪



フランス観光 公式サイト

http://jp.france.fr/ja/news/114195

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