森林の香りの正体!
森林に入ると独特の森のにおいに気づいたことはありませんか?
たとえば『森林浴』。
ストレスをやわらげて、身も心もリフレッシュさせる森林浴の爽快感は、
みなさんもよくご存じですね?
都会の喧騒を逃れ、自然の緑にあふれた森林のなかに入って行くと爽やかな空気が広がり、
しばらく歩いているとかすかな香りに気がつくと思います。
ついつい深く深呼吸したくなり、心はとてもリラックスしますよね^^
この森林浴効果をもたらす森林の香りの成分を『フィトンチッド』といいます。
「フィトンチッド」は、森林の植物(主に樹木)が自分で作りだした
殺菌効果のある精油のミストのとこなんです。
この精油のミストを人間が浴びることを森林浴と言うわけですね。
実はこの「フィットチッド」、
植物が他の生物の生育を阻害するために、殺菌効果のある精油のミスト・フィトンチッド(フィトン=植物、チッド=殺す)を発していたんです。
他の植物に養分を取られないように、または有害な菌・ウイルスや昆虫、草食動物に食べられないようにするためだそうです。
植物たちは自分の身を守るために香りを発していたんですね。
また、精油には受粉を助けてくれる昆虫を呼び寄せるはたらきもあります。
花が受粉するためには、ミツバチや蝶などに花粉を運んでもらう必要がありますが、
花の色と形の視覚的効果とともに、この精油成分を揮散させる嗅覚的効果で、
これらの生物を呼び寄せるのです。
他にも、精油には、自身にできた傷の治癒、体調の調節、乾燥を予防するなどのはたらきもあるといわれています。
驚くべき植物のパワーを私たちは森林浴という形や
アロマテラピーという形でもらっていたんですね^^
植物のパワーが私たちにもたらす影響も大きいと思いませんか?
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